水口恵美子 ダイアリー

水口恵美子のブログを見て下さい "LE JOURNAL D'EMIKO "

2007年5月20日 「Coutances」

きのう、Coutancesのジャズフェスティバルで演奏してきました。
前日から行っていたのですが、街中お祭り状態。
いろんなところで音楽が催され、屋台も出ていて・・・ 楽しかったぁ。

すべてのコンサートを見られる特権があったものの、1歳の娘も連れていたので思うように動けませんでしたが・・・それでも、Brice Martinクァルテット、 Pierrick Pedronクァルテット、Sophie Alour クァルテットをそれぞれ2曲ぐらいずつ観れました。刺激されますねー、やっぱり。

我々のステージは嬉しいことに完売になっており、当日は250人のあたたかい雰囲気の会場にて演奏スタート。

不思議なことに、会場のあたたかさが伝わってきて苦手なおしゃべりもスラスラ。

肝心な演奏は・・・

代理ベースのジョアキムの演奏が最高!なものですから・・・わたしも嬉しく、気持ちよく・・・3人で楽しみました。
ミスも楽しみましたぁ。
いい瞬間があちこちに作れたと思います。本当に楽しかったぁ。

コンサート終了後は・・・
夫がCDを売り、わたしがサイン書き。
たくさんの方々がわたしにCDを差し出しながら、かけてくださる言葉、笑顔は宝物、絶対に忘れません。

43枚のCDがみなさんと共に去り・・・感謝!!!

すべてを見ていた・・・フェステバルスタッフのひとりエリックさんは大喜び。

私みたいな無名な新人をこうやってプログラムするのには賭けがあるし、他のスタッフで同意してなかった人たちもいたけれど・・・と言ってる間に・・・スタッフさんたちぞろぞろ登場・・・お褒めの言葉を頂く・・・。

車中何度も、何度もCD「こころ」を聴いてわたしたちのトリオを推し進めてくれたエリックさんに感謝。

2枚目のCD・・・いいもの作らなきゃぁ!がんばります。

 

2007年2月21日 「引越し」

あさって引越しします!

ピアノの弾けない生活に終止符?であるといいのですが・・・。
引越し先のアパートでは多分…大丈夫だと思います。(笑)

さっそく、新居で水漏れ問題が生じたり、ランデブーや約束が守られなかったり、
聞いていた話と違ったり、と久しぶりにハプニングの多い日々です。(笑)

「あー早くすべてを終えて落ち着きたい」と思ってしまうのですが・・・
いやいや、その時・瞬間をたのしもう!と言い聞かせています。

しばらく、ネットも使えないかな?

とにかく、引越しが済み次第、ピアノが弾きたい。
いっぱいやりたい曲もあるし、ピアノと戯れたい。
それらが「音楽」となって響いてるかどうか?試行錯誤して勉強したい。

居心地がいい家になるような、音楽のある家にしたい。

 

2007年2月12日 「ダニエル バレンボイム」

昨夜は5チャンネル「arte」で、バレンボイムのコンサート放送していました。
ベートーヴェンのピアノソナタ全曲というプログラム。
来週と再来週と3度に分けての放送です。

いやぁーー、すんばらしかったぁ。
日々の些細な悩みや、生活・人生のしがらみなんかが吹っ飛んだひと時でした。

彼、おいくつなのかは知りませんが・・・って調べてみました。
今年65歳ですねぇ。もっとお歳にみえましたが・・・。
まあ、内からあふれるエネルギーに歳はありませんでした。
もう、大好きです彼のピアノ・音楽が。

ベートーヴェンがまだ生きていたら、大喜びでふたりで抱擁し合うであろう…
いやいや、ベートーヴェンの性格では喜びは外に出さないかな?等…
こんな勝手でくだらない想像なんかもしていました。(笑)

内なるエネルギーのほか、技術もすばらしいですが…記憶力には驚かされますねぇ。
ソナタ全曲!

まあ、あの演奏を聴けば技術とか、暗譜とか表現力とか・・・それらは別々ではないことがわかります。もう神聖な音楽として一体化されているんですよね。

是非!生で聴きたいです。いつの日か・・・。
きっと、泣いちゃうだろうなぁ。

 

2007年2月3日 「マイケル・ブレッカー」

今年の1月13日にサックスフォニストのマイケル・ブレッカーさんが癌のため亡くなられました・・・。
いまYou Tube  で、彼のいろいろな演奏映像を見ているんですが・・・いいィ!
彼もすごいですが、共演者もすっばらしい!
マイクスターンとかもう完全にいっちゃってて・・・楽しい!笑えます。
パットメセニーとのエスパス、空間は最高だし・・・そうそう、小曽根さんもいました。いやぁ、小曽根さんの演奏もこころにグッと来ましたねぇー。
そして、マイケルも根深い音とあふれんばかりの即興、きれるリズム、グルーブ感・・・本当に偉大な音楽家・・・でした。
こういう偉大なアーティストたちを鑑賞すると・・・
前途にある道が、遥かかなた長―く感じられると同時に、練習意欲を掻き立てられます。

 

2007年1月9日 「新年」

新年、明けましておめでとうございます。
皆様、よい新年をお迎えになられたでしょうか?

わたしは日本で長いことノロウィルスや風邪を引いていながらも楽しい冬休みを過ごすことができました。「あー幸せぇー」と思う瞬間がいっぱいありました。笑

パリに戻り、まずとりかかったのは家の大掃除。
日本の書店で目に付き、買って来た「そうじ力」の本を読んでやる気いっぱい。笑
昨年、娘の誕生前に沢山のモノを捨て、整理したのに…まだある不要物!
でも、捨てるってそんなに易しくはないんですよね。
先日、10年くらい着ていたセーターをさすがにやつれていたので感謝して捨てましたが…感慨深かったぁ。

さて、今年もやりたいこと、夢をふくらませて楽しく生きたいと思います!
どうぞ、皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

2006年12月5日 「冬休み」

今日はオペラ座界隈へお買い物等へ出かけました。
街はクリスマスムードいっぱいでしたぁ。

わたしは今年のコンサートをすべて終えて気分はリラックス。
街中を楽しくお散歩しました。

今年は出産と母親という仕事が加わったうえ、初のフェスティバル、初の海外公演と「突っ走った」という気分です。
そんな自分にご褒美?と・・・

今年の冬休み(クリスマス・お正月)を日本で過ごすことにしましたぁ。
完全なるヴァカンス!です。あさって出発します。

やっほー!と叫びたいくらいウレシイ!!

買いたい本もたまっているし、お寿司も食べたい。

そして、たーーーくさんエネルギーを充電して、来年もがんばりたい!
来年は、2枚目のアルバムを作ります。楽しみ。

 

2006年12月4日 「イスラエル」

トリオ初の海外コンサート、無事終了しパリへ戻りました。

よく、海外を飛び回っている演奏家のハプニング話を耳にしますが・・・
まさか、自分の身に降りかかってくるとは!
スリル満点のハプニングをかわしにかわしての演奏旅行でした。
(ここでハプニングを述べると長くなるので省略です。ゴメンナサイ)

テルアヴィヴは静かなヴァカンスの街でした。
小麦粉のようなさらさらの砂浜を素足でお散歩し、気候も暖かくて最高でした。
メンバーは海水浴してました。(笑)

そして、夜は90分コンサート2本を2日間。
無名の私たちのコンサートにに約千人の人たちが来てくださいました。

そして肝心のわたしは・・・。
責任感・プレッシャーで悪寒が走り、熱が出、眠れない夜と・・・。
すっばらしく絶好調な体調でステージに上がりましたぁ。(笑)

4本のコンサートがあったので小さいことをあげれば色々出てきますが・・・
3人で、現在のすべての力を出し切れたコンサートだったと思います。

とにかく、現地スタッフと来てくださった方々に感謝、そして、今後もっといい仕事をして、再び訪れたいです。

その時には、もう少し成長させて、せめて熱なしで演奏したいなぁ。(笑)

 

2006年11月22日 「Jazzycolors」

Jazzycolors の2つのコンサートが終わりました。
18日は入れなかった方もいたそうで、申し訳ないのとありがたいのと・・・。

そして、いよいよ明日!イスラエルへ出発します。

今回の2つ終えたばかりのコンサートで学んだ、得たことを生かせたらいいな。

私自身、ほかのミュージシャン、そしてお客さんたちが求めているのはその場で、その瞬間に出てくる新鮮な音楽作り。(新鮮な生魚が美味しい!ように。笑)
そう、その場で作るんです、だからスリルがあって、ドキドキ・わくわく感があって、驚きがあって・・・。
結構、自分と戦いながら演奏している場面がまだまだある私なんですが・・・。
それらを精一杯振り払って、生音楽作りに集中できるようがんばってきます。

イスラエルのテルアヴィヴってどんな所なんだろう?
どんな人たちが聴きに来てくれて、どんな出会いがあるのか?
とびっきり美味しいファラフェル(サンドウィッチ)が食べれるかなぁ?

ご報告は日を追って・・・。

 

2006年11月9日 「近況」

久しぶり!

・・・って始まるケンタロウさん(料理人)のサイト・・・面白いですよ!

早いもので今年も2ヶ月を切りましたねー。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

最近はとても地味に少ない時間ですが練習してます。
もう、できると思っていたことが、実はちっともできていない!と気付かされ…
自分の視線をぐっと下げ、またそこから虫眼鏡、いや、顕微鏡で見るくらい丁寧にやりたいと思っている昨今なんです。

でも、そうすると・・・この先まだまだ勉強したいことが山のようにあるんだ!と驚くと同時にうれしくなったりします。(笑)

最近、お気に入りで聴いてるのはBrad Mehldau の「SONGS」
1998年の録音なんですね。このCD前から持ってたのに全然聴いてなかった。

さて、イスラエルは緊迫ムードが高まっていますが・・・どうなるやら?
自分だったら行かない、とかって人から意見を言われますが・・・(笑)
夫には公共の交通手段を使うな!とか、もし近くでテロがあったら遠くへ逃げろ(数分後2度目テロがよくあるから)等々の忠告を受け・・・。

わたしにとっては4日間超ハードスケジュールなので怯えてる余裕がありません。

パリではコンサート2本がもうすぐです。

いいコンサートにしたい。

 

 

2006年10月23日 「一呼吸」

育児…大きなお仕事です。
娘も6ヶ月になり離乳も考え始め、今日はいろいろと本を読んだりしてお勉強。
本当は少しでも時間があれば練習したいのですが、一回きりの娘の育児を後悔したくはありません。
彼女と過ごす時間(毎日)、私のエネルギーはフル回転!夕刻ピアノに向かうころにはぐったり…今日もぐったりして、「えーこれから仕事(練習)?」って自分で自分に言っちゃいましたよー。(笑)
夫とバトンタッチしても、はいピアノ、はい音楽なんていうようには行きません。
疲れきってる心身に一呼吸入れてあげないと、やる気は出ない !?なんて言って…
熱いほうじ茶を飲んで、仰向けになって深呼吸、簡単なヨガをして…練習開始!
うん、集中できましたあ。(笑)
一呼吸の大切さを、そしてその効果を認識できた日でした。

 

2006年10月22日 「いい日曜日」

私の住む通りは商店街のような感じで賑やかです。
スーパーはもちろん、お肉屋さん、チーズ屋さん、ワイン屋さん、お花屋さん、
パン屋さん、レストラン、カフェ、美容室、本屋さん…等々。
今朝はジャズバンドが演奏していて、なんか朝からラッキーな気分。
演奏を最後まで聴いてから、スターバックスへ…。
予想通り、スターバックスへ向かう途中で娘が眠り、静かにコーヒーと読書。
20分位ですけれど…とっても贅沢に感じる時間です。(笑)

午後は友人ファミリーのお庭でブランチ!
友人の手料理をお日様の下で楽しい仲間たちといただいて…幸せ!でした。

また、明日から始まる一週間のエネルギー充電ができました。ありがとう。

 

 

2006年10月17日 「演奏旅行」

リヨンでの2本目のコンサートから戻りました。
演奏後、CDにサインをと来てくださる人たちに本当に暖かい声援をいただきました。
…が、正直、個人的には納得のいかない演奏でした。
でも、それがわたしの現在の実力なんです。前向きにそれを受け止め、ホテルに戻ってからはベットの上で今後の課題・アイデア等を書き綴りました。

1泊2日の演奏旅行ですが…わたしの心はたくさんのことを感じました。
まず!少し賢くなって、母親が自分をおいて家を出ることを理解したのか?
娘が大泣き…。友人に泣き叫ぶ娘を任せ、後ろ髪を思いっきり引っ張られるように家を出る。そして乗り込んだTGV(新幹線)では浅田次郎さんの短編集を読み始めたら、父に捨てられた子の話で…さらに悲しいー。

今朝、パリへ戻るTGVからは緑を照らす朝日が美しく…
名画家たち(頭に浮かんだのはモネ、ゴッホ、シスレー)はこの美しい景色をどのように表現するのだろうか?と想像してみたりする。

それからアラスカの大自然や出会った人々の人生物語を語ってくれる星野道夫さんの本を読む。星野さんの文章はとてもシンプルなうえ表現豊かで、わたしの心はうるおいを与えられ、また、自分の想像力(映像)をフル回転させて楽しんで、感動していることに、ただ、ただ驚かされます。

母乳育児中なので24時間以上飲まれず、行き場を失ったミルクのせいで痛い身体を除けば…心満たされた演奏旅行でした。

 

 

2006年10月12日 「協力」

昨日、リヨンのジャズフェスティバルに参加してきました。

わたしのトリオのコンサートのために影で働く多くのスタッフの方々に触れ…
感慨深いものがありました。
また、仕事に出てる間に協力してくれる家族や娘の世話を引き受けてくれる友人…
多くの人たちの協力・仕事があって、演奏させてもらえるんです。

それを痛感した今、おかげ様でいいコンサートだったなあと思えます。

そして今朝、メンバーとホテルで朝食中…新聞に自分の写真を見つけ???
昨夜のコンサートを大きく取り上げて頂いたようです。
(近々、サイトのメデイアページに載せますね。)
メデイアの協力も頂いたんですね。

また、16日の月曜日に再びリヨンでコンサートがあります。
みんなの協力でできるコンサートということをしっかり受け止めて…
不完全なわたしをさらけ出し、もっと遊びやユーモアを出せる音楽にしたいな。

 

2006年10月5日 「重み」

「あっ」と言う間に過ぎてく毎日…って大げさですが(笑)
でも、やはりそんな感じの昨今であります。

そんな中…昨日はカットに行ってきました。
美容師みづきさんとは、初めて会ったときから心地よさ+前向きなエネルギーを感じ、
今日のお付き合いへと続いています。
彼女に髪を切ってもらう一時間が心に気持ちよく、清々しく、それでいて時間の重みを感じずにはいられない!…わたしにとっての大切な時間です。

そして今日!
11月に参加するフェスティバルの記者会見に行ってきました。
フェスティバル後援者のDaniel Humair(ドラマー)は身体もお歳も重そうでしたが、彼のことばも重かったぁ。ずっしり心に響く、そして無駄のない話。
今後、歳をとるごとに、しわの数が増えるごとに、彼のような人間(ひと)になれたら、近づけたらいいなぁと思わずにはいられませんでした。

さて、明日は代理ベースのGuido との初めての練習。
彼のアプローチが楽しみです。Guidoとは11月18日のコンサート、そしてイスラエルのコンサートをします。

 

2006年9月22日 「2時間」

我々のアパートの下に住むSさんに頂いたピアノに触れられる時間が2時間です。毎日2時間(週末はゼロ時間…トホホ…)。

何度くじけそうになったことか…。(笑)

でも、今日ふと思ったんです。
「2時間も!ある」と考えてはどうかと。

今日の2時間…。
最近はベートーヴェンのソナタやバッハを練習してるのですが…ウレシイ。
今、弾いてる音、フレーズに意識を集中させ、耳、感覚に意識を集中させ…面白い。
そうして学んだことを即興・ジャズに取り入れたりしている昨今の練習。

 

2006年9月22日 「サックスフォ二スト」

道を歩いていて(ベビーカー押しながら…)どこからともなく聞こえてきた音楽。
「あっ、コルトレーンだ!」
妙に嬉しくなり、立ち止まって聴き入る。

ラジオを聴きながらの台所仕事。
「あっ、デクスターだ!」
手を止めて聴き入る。

フレーズとか何よりも「音」でわかっちゃうんですよね。
大好きなこのふたりの音楽家(ミュージシャン)…
どうしてこんなに心地よいのだろう?
引き寄せられてしまうこの目に見えない、言葉にならない何かに感心するばかり。

 

2006年9月12日 「耳」

イスラエルからお仕事のオファーが以前から来ているのですが…
11月末にいよいよ行くことになりそうです。4日間。
大丈夫かなあ???

このところ忙しくて…でも、優先順位を決めて何とかやっていますが…
やっぱり練習足りていないのが現実です。
練習足りないままコンサートはしたくないので、今後はベビーシッターさんを見つけてお願いしようと考えています。

そんな少ない練習の中、力を入れているのはやっぱりバス。
毎日、バスをうたって…縦の線がよく聴けるように耳の訓練。
あーもっと耳が良くなったら、きっともっと素晴らしくなるんだろうなあ。

 

2006年8月31日 「アボガド」

今日で夏休みも終わり。
日本では必死に宿題や絵日記なんかを終わらせようとしている子供たちがいっぱいいるんだろうなあ…。カワイイ。

さて、最近よく作っているアボガドのサラダ?
実はこの夏休みに訪れた田舎に住む友人(翻訳家)に教えてもらったレシピ。

①アボガドを食べやすい大きさに切る。
②ドレッシング(レモン汁、お酢少々に生姜とお醤油たっぷり)をかけるだけ。

とっても美味しいのでお試し下され!

彼女の家に招かれての数日間、羊やニワトリの鳴き声を聞きながら、緑に囲まれて…久々の再会に話は尽きず…。
また、彼女と彼女の息子さんの手作りの畑でできたトマトとバジリコのサラダや、菜っ葉のおひたしはとーっても美味しかった。

彼女のシンプルな生活が、見ていて、そばにいてとても気持ちよかった。

 

 

2006年8月29日 「ひとりの時間」

きょう、JaMEのジャーナリスト、フィリップさんと歌手・ピアニスト・作曲家の小野寺あやのさんと会った。
ふたりのパワフルなオーラが輝き、それらがわたしの中へ入って来てエネルギーと化していく。とても情熱的で、前向きで、学ばせていただきました。

そして、行き帰りのバス・メトロの中では親友からのプレゼント「海からの贈り物」(アン・モロウ・リンドバーグ著)を読み返す。

大半の時間を愛しい娘と過ごす毎日の中で、ひとりで行動できるこんな時間はとっても貴重であり、必要なのだと痛感できた日でした。

 

2006年8月15日 「メロン」

先日、同じアパートに住むマダムに教えてもらった冷たいメロンのスープ…
きょうのお昼、夫が前菜に作ってくれました。
とーーーーーっても美味しかったあ。
メロンと生クリーム、塩、こしょうをミキサーにかけるだけ。
冷蔵庫で冷やし、いただく前にミントをちょこんと。

午後、娘とベビーカーでお散歩。
曲のアイデアとか出てきて気分好く…ジェラート屋さんAmorinoへ寄り道。
選んだのは夏限定のメロン、うっまい!(マンゴにしようか迷ったけど…笑)

メロンの存在に感謝!

 

 

2006年8月10日 「Beck」

さーて、一週間のDucでのコンサートを終えまして…ヴァカンス気分!

今、超リラックス状態にある中で、新しい出会いを楽しんでいます!
まるで気持ちいい風にあたっている様に心地いい。

ちなみに、今日の出会いは「Beck」。フランスでTV放送されてる日本マンガ。
小さな細かいところに笑いが潜んでたり、懐かしい日本の風景や生活スタイルや音楽好きな若者たちのエネルギー…等。なんか、初心を思い出させてもらいました。

他にもここであえて挙げませんがいろんな創作・芸術に出会っています。
それぞれの、素敵な、ユニークな新しい想像力豊かな作品・仕事にこころ癒され、
そして生きるエネルギーをもらいます。

…とこれより桃をデザートにいただきながら…「Beck」の続きを…!

 


2006年8月1日 「Sさん」

今、午前2時48分。
Ducでの2日目の演奏を終えて帰ってきました。
いやーーー、とってもいい経験させてもらってます。
毎日、新しい出会いがあり…再会があり…

パリから車で3時間はかかる遠いところに住んでいるのにいつもコンサートに来てくれるSさん(仏人)、あなたはこれを読むことはないでしょうが…
あなたのあたたかい応援に感謝しています。3時間の運転があるのにもかかわらず3セットが終わるまでいてくださり…胸が熱くなりました。
今日は彼女と一緒に、そして1月にはパパになるというニュース!ありがとう。
今頃…まだ帰る車の運転中ですね。お気をつけて。

昨日、今日と来てくださった皆々様ありがとうございました。
まだ、まだあと4日残っています!!!がんばります。

もし、このジャーナルを読んでいてコンサートに来られる日本人の方々!
どうぞ、お声をかけてくださいねー。
会場でアジア系のひとを見かけると「あれ?日本人かな?」と気になってます。笑

 

2006年7月29日 「Picard」

Sigoulesでのコンサートを終え、反省。(またかい!)
集中力が変な方向へ行ってしまいましたねえ。

「集中力」のコントロールが今のわたしの課題。
それは日々の生活でも、演奏の場でも…いい集中力しだい。

来週からはいよいよ、トリオ初の一週間コンサート。
体力と精神力を維持して集中して取り組みたい。

まずは食事…
というわけで今日は来週の食事に備えてPicard(冷凍食品専門スーパー)へ買い物に。料理時間を短縮するためにとっても便利。
今夜さっそく、Picardのきゅうりの冷静スープをいただきましたが…
とっても美味しくってビックリ!
フランス在住の人はお試しあれ!日本にはPicardないですよねー?

 

2006年7月19日 「わたしの知らない自分」

明日、21日のSigoulesでのコンサートに向け出発します。
また、いろいろな新しい出会いが待ってるかと思うとワクワクします。
そして・・・
その出会いが良いものになるように私たちの音楽が気持ちよく響けばいいな。
リスクは負うつもりで…そうしないとつまらない。
わたしの知らない自分を引き出せる瞬間がオモシロイ。

たった数秒でも、その瞬間に出会えるコンサートにしたいな。

 

2006年7月3日 「Oloron」

トリオでOloronジャズフェステバルに参加してまいりました。
スタッフの方々にはあたたかく迎えていただき…すばらしい環境でコンサートをすることができました。3人とも久々に緊張気味でしたよ。
本番30分前に楽屋で娘に母乳を与え、10分前から3人でメトロノームと一緒に
リズム練習…3人が一体となるように!

本番を精一杯終えると…スタッフのひとから声をかけられ…着いて行くと…
持って行った40枚のCDが完売で、みなさんにサインをと頼まれ…
そこでは初めて会う人たちに感謝され、声援・激励のことばを頂き、涙。

こっちが感謝したいのに…言葉が見つからず…ただただ Merci。

 

2006年6月30日 「なす(茄子)」

茄子をどのようにして食べようか考える。
茄子のしょうが焼き、茄子とニラの味噌汁、焼き茄子と3つのアイデアが出る。

大好きな茄子の味噌汁は最初に鍋で茄子を炒めるのがコツ、香ばしくなって美味しい、でも一緒に入れるニラがないので諦める。

豚のしょうが焼きも作るので、しょうが焼きは諦め…
焼き茄子にすることにした。この暑い季節にもぴったり!!

じっくり焼いて…今日は皮が見事にきれいにむけた。
しょうがとかつお節をかけて冷蔵庫で冷やしてある。
食べ際に、軽くお醤油をたらして…夕食が楽しみだなあ。

 

2006年6月24日 「恐れずに…」

フラン・ピノでのコンサート。
初めてピアノソロでコンサートを開始した。ベースのユーゴが大きなデモのために
交通止め、渋滞で大遅刻!2曲をピアノソロで、1曲をフランチェスコとデュオで
やり終えたら…ユーゴが到着!あーよかった。

毎回のごとく…コンサート後に来てくれた知らない方とお話。
本当にあたたかい言葉をかけていただく。
毎回、なんとも言いようのない気持ちになる。

今日、夫にも言われた言葉、いつかは死ぬのだから…恐れずにやりなさいと。
うん、ユーモアを持って楽しい・気持ちいい音楽つくりを精一杯やって行こう。
来週はトリオ初のフェステバルに参加で南仏へ行きます。
フナック(CD店)でのプロモーションコンサートをして翌日フェステバル。

ステージが、新たな出会いが・・・楽しみです。

 

2006年6月20日 「大反省」

今日は出産後初めてのコンサートでした。
主催の方々、いらしたお客様には頭を深々とさげて感謝いたします。

個人的には大きなしこりの残ったコンサートで…大・大・大反省です。
調律したてのスタンウェイをもっと、もっと楽しみたかった。

子育てという新たな生活が大部分を占める毎日の中でも、やはり音楽の創作活動が少しでも膨らましていけるように、今まで以上にがんばりたい。

きょう一緒に音楽つくりをしてくれたユーゴとフランチェスコに、そして主催の方々、お客様、来てくれたお友達、そして色々と支えてもらっている家族に…
ありがとうございました。
頂いた、お言葉、笑顔、を励みに明日からまたがんばります。

4日後のコンサートがよい空間となるように!

 

2006年6月10日 「カーニバル」

カーニバルを見た。
もうすぐ終了する学年末を祝うカーニバルでまだベビーカーに乗ってる幼児から
中学生ぐらいの子供たちがそれぞれのコスチューム姿でかわいーーー!!!
楽隊も加わって、見ていて本当に楽しかった。
とにかく、子供たちの大きな夏休み(ヴァカンス)を目前とした嬉しさ、開放感が
つたわってきて心が和んだ。
アパートの窓から見ている私たちに向かって子供たちが何か叫んでいるけど…
ドンちゃん騒ぎで聞こえず…。他の窓から見ていたご近所さんは聞こえたらしく
窓から水を投げかけ始め…子供たちはそれを浴びて大喜び!!!
そう、今日はとてつもなく暑いパリでした。

 

2006年6月5日 「おわん」

出産後は夫が料理を担当していたものの、今日久しぶりにお台所へ立った。
豚の角煮といんげんの胡麻和えにキャベツのお味噌汁と雑穀米。

今年の誕生日プレゼントに家族に贈ってもらったお椀たちが大活躍。
それらはとっても美しくて素敵で…
わたしのキャベツのお味噌汁も高級感を漂わせ、一段と美味しく感じる。
器ひとつでこんなにも変わるのかと感心してしまう。

食後の緑茶も、美しい茶碗と茶たくのセットでこころを和らげてくれる。

 

2006年5月24日 「リラックスの効果」

赤ちゃんとの新生活が始まってから早1ヵ月半。
うーん、やっぱり慌しい日々。
さすがに、「時間」について考えるようになる。
なーーんとかして効率よい練習はできんものか?と考える。

そんな中…今日は針治療に出かける。
治療中はいつも大きなリラックスに抱きかかえられるようになる。
眠くなるかと思いきや、気持ちいいリラックスの中、色々なアイデアが湧いてくる。
時間の使い方や・練習について等など…。
治療が終わるとともにアイデアを忘れぬようメモに取る。
締めくくりに…リラックスするとアイデアが湧く!とメモをした。

 

2006年5月5日 「ケンタロウさん」

久しぶりに料理家ケンタロウさんのサイトに行ったら更新されてた。
10ヶ月ぶりの更新で、本人も「10ヶ月といえばお腹に生まれた新しい生命だってオギャアと外に出てくるってもんですよ…」と言ってる。

うん、実際わたしはその通り…新しい生命を授かり、外に出したばかり。(笑)

まあ、とにかく更新されててうれしかった。
彼の大胆な表現や、独特の言い回しは本当に読んでいてたのしい!!
そして…こんな風に音楽で表現してみたい!と思ったのでした。

 

2006年4月19日 「助産婦さんたち」

4月1日の学校でのレッスンを最後に産休に入り…その後もバタバタ忙しくして、
4月10日からの春休みを利用して出産の準備等を計画していたら…
何とその10日の朝に破水!翌日11日に娘を出産!予定外の展開に驚きましたが
母子ともに健康で感謝の日々です。

それにしても…わたしのお産を世話してくれた助産婦さん一人、看護婦さん二人の
キープは素晴らしかったあ。彼女たちの笑顔に何だかとても励まされ…。
助産婦さんはとてもカッコ良かった!まだ若いのに、自信に溢れ、堂々とてきぱきとお産を導いてくれる姿に何だかとても魅力を感じました。(お友達になりたいと思ったほど!…なってくれとは頼みませんでしたが…)

彼女たちに出会えて、娘をとり出して頂いて、幸せでした。

 

2006年4月8日 「モーツアルト」

最近、Daniel Barenboimさんのモーツアルトピアノソナタ集を聴いてる。
なんだか、モーツアルト本人が演奏してるのでは?と思わされてしまう。
わたしの乏しい言語表現力では、感じてることを言葉で表現できず…悔しいが
素晴らしい表現力で、喜びに満ちてる。そう、音楽という言葉でこっちがわくわくさせられるように語りかけられている感じ?クラッシックの強いイメージである
お硬い感じは全然なく…。ユーモアがあって、純粋で無邪気で子供心を思う。

250年前に生まれた作曲家の作品がこうして、現代の我々のこころに常に触れ続けているというのは何だかとても嬉しい。生きてる時代は違っても同じ人間として

共感できるということが、彼の作品を通して彼に触れることができるのが嬉しい。

 

2006年4月3日 「パリのカフェ」

4月に入り、ここパリも春らしくなって来ました。
サマータイムになり日も長くなりましたし・・・。
先日、オペラ座界隈からパリ14区の自宅までバスに乗ったのですが…
車窓から見る街や人々の雰囲気もどことなく春を感じさせます。

とくにカフェ!
カフェのテラスでは春の到来を喜ぶかのように、ビールとピーナッツの置かれた小さいテーブルを囲んで、みんな嬉しそう。
そんな風景をたくさん見ながら私はバスの中で…「いいなービール飲みたいなあ」と何度思ったことでしょうか…笑(現在、妊娠中でアルコール控えてるので…)

また、幸せそうな人々の様子をいっぱい見て、バスから降りるときには私まで嬉しい気持ちになっていましたね。

 

2006年3月23日 「聴いてるもの」

最近はもっぱら朝からBACHを聴いてる。ほとんどがグールドの演奏で…
色々聴くけど、イギリス組曲がお気に入りかなあ。
なぜか?グールド聴きながらお香をたいてヨガをするのが朝メニューのひとつ。

それから、コンサートのないこの時期は自分のやりたい勉強ができるとき。
最近はピアニストAlfio ORIGLIO とサックスの Charles LIOYDを聴いてる。
後者の方ではバックミュージシャンが素晴らしい仕事をしているけど、特に
Brad  MEHLDAUのピアノは素晴らしい。シンプルだけど創造性豊かで…。
前者の方はグルーブ感と彼の和声カラーが好き。

しばらくの間、これらを勉強の題材として、しっかり吸収したい。
あくまでも、量より質で!

2006年3月12日 「今日というこの日を生きていこう」

昨日、一昨日のコンサートに来てくださった皆様ありがとうございました。
また新たな、多くの出会いがあり、あたたかい拍手とかけていただく言葉に…
うまく表現できる言葉が見つからないほど、感謝の心でいっぱいです。
CDも多くの人に買っていただいて…今後への大きな励み、エネルギーとなります。

「自分の音楽を聴いてくれる人たちがいるから、自分が常に歌っていくエネルギーを持てるんだ…」と歌手の玉置浩二さんが言っていますが…本当にそう。
最近、玉置さんのDVD「今日というこの日を生きていこう」を観たばかりなんですが…。とってもよかった。懐かしいうたもあってジーンときました。
彼の曲も声も…好きだなあ。インタビューも勉強になりました。
いつか、生で聴きたいアーティストのひとりですね。

 

2006年3月3日 「記憶」

今日はひな祭り。大好きなひなあられも長いこと食べていません…。
ふと、思ったのですが…ひな祭りの歌は今でも歌えるんです。
大体の童謡は保育園で歌ったのですが、どれも覚えています。
歌詞が忘れかけのものがあっても、メロディーは忘れてません。
これって凄い記憶だと思うのは私だけでしょうか?
まだ、字も読めず、音符も読めない幼児たちが歌詞とメロディーを覚えるという行為は実は、すごい記憶力を働かせざるをえないのではしようか。
字が読めないので歌詞は丸暗記。音符(楽譜)も読めないのでリズムとメロディーを丸暗記。これに加えて歌うことが楽しいという気持ち(これが大事!)が入ることによって、脳と心にしっかりと刻まれ記憶されるのでしょう。
生徒さんとレッスンしていても、殆どのひとが体感記憶に頼って演奏してしまうので、脳・耳・心を使っての記憶を勉強します。もちろん、私自身も!です。(笑)

最初は生徒さんも脳を働かせての勉強方にフーフー言いますが、苦しんで働かせた分、ちゃんと記憶されたことが実感できると喜んでますね。

 

2006年2月15日 「模様替え」

現在、アパートの模様替え真最中。
使わないものはスパッと捨てて身軽になることにしました。
そうでもしないと…春に生まれる我が子のためのスペースがありません!
粗大ゴミを捨てていると…アパートの管理人さんに「赤ちゃん部屋作り?」
「えっ…?部屋なんて無い…んですが…、赤ちゃんスペース作りですゥ。(苦笑)」

でも、ホント、こんなに多くのゴミと一緒に生活していたのかあ。と驚きです。
また、もっともっと物の少ない空間で生活したいという欲が出てきました。
シンプルに…好きな物だけの空間で…。

まだ模様替えは終わっていないのですが…久しぶりにお花を買って来て、新しくできた空間に飾ってみました。

 

2006年2月14日 「Ducを終えて…」

昨日、無事?にDucでのコンサートを終えました。
たーーくさんの人が来てくださって…本当にありがとうございました。
よい演奏であったかどうかは?わかりませんが(笑)我々3人は音楽をたのしみ、いい時間・空間を過ごすことができました。
正直、昨日のコンサートへ向けてプレッシャーを感じて過ごしていましたが、今回は上手くプレッシャーを使えたのか「日々の練習」は集中力がよく、練習を楽しんで過ごせました。

そして…昨日の本番。
演奏後に声をかけて来てくれる方々との出会いに・言葉に励まされます。
また、いい練習を重ね、新しい曲作りにと集中して行きたいです。

 

2006年2月3日 「ピアノが弾けない!」

新年年明け早々…わたしの元に届いたご近所さんからのメールには…
「1月中旬より自宅にて仕事をしていくので、ピアノについて話し合いましょう」
…新年早々…新たな試練。すでに彼女との約束で週末はピアノができないのです。

…ということで2週間前から、彼女に頂いた月から金までの18時から19時までの一時間が、自分のピアノに触れるという生活になっています。トホホホ…。
それ以外は電子ピアノでの練習です。
最初は一時間だけでも弾かせてもらえることに喜んでいましたが…2週間たって、
さすがに淋しさと、悔しさと…複雑です。
でも、不満を感じても前には進まないので、「ベートーヴェンは聴力を失ったのだから」と期間限定の現在のわたしの環境を嘆くことなく、何とか前進して行きたいと思う昨今であります。

em_piano

 

2006年1月21日 「誓い」

昨日は久々のトリオでのコンサートでした。
来て下さった聴衆の人たちはこの日本語ページを読めないと思いますが…
ありがとうございました。最後の音が空気の中に完全に溶け込むまでを一緒に聴いて下さってからの拍手など、皆様の集中力が…凄くて…感動でした。

わたし個人としてはコンサート準備への努力不足だったと大きく反省させられた日で、今朝からもっと、もっと努力していくことを誓いましたね。

次の3週間後に控えているコンサートがよいものになるようにしっかり生きたい。

 

2006年1月7日 「宝もの箱に保管」

皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとってよい年でありますように!お祈りします。

わたしは思いっきり楽しんだ日本での冬休みを終え、パリに戻りました。
そして、一番こころに残った、響いた出来事は予想もしていなかった事でした。

京都の山にある温泉への道でのこと、除雪されていなかった部分で、なんと車が
上りきれず立ち往生。雪の恐ろしさを知りました。
日は沈みかけていて雪が降る寒い中、久しぶりに不安と恐怖を感じました。
そこへ一台の車が止まり、ひとりの男性が降りて来て、手を真っ赤にしながら、
切り傷までつくりながらも…時間をかけてチェーンを取り付けて助けてくださいました。彼に対して申し訳ない気持ちと、大きな安心感とで胸がいっぱいになりました。「そんなつもりでしたんじゃないですから」と名刺を頂けないかとお願いしても断られ…結局、彼の名前さえ知ることなく…彼は去ってしまいました。

この男性のご好意(行為)は今後、わたしの人生で幾度となく思い返され、わたしを支えてくれるでしょう。大切に宝もの箱に保管しておきます。

 

2005年12月12日 「録音」

パリはすっかり寒いんですが、日本も寒いようですねえ。
みなさま、お身体お大事に!

最近、録音を復活させています。(つわりの最中はサボっていたものですから。)
今日は先日のトリオ練習の録音を聴いてビックリ!!!
こーーんなに下手なの???本当、録音はやっぱりいい勉強になります。
こんなんじゃあダメ・ダメ!…とスゴクやる気・練習意欲が湧いてくるんですよね。
明日はこの録音をもとに反省点・アイデアを絞り出して練習しないと…次のトリオ練習日はナントあさって !! メンバーに申し訳ない…。がんばらにゃあ。

 

2005年12月8日 「落ち着かない練習」

このところ、練習の集中力に欠ける。
原因のひとつは、妊娠6ヶ月目に入り胎動を感じるようになったので、練習中に
ピクピクとかゴロッとかポコポコといったのを感じると多少気になる。
時には「どしたの?」と話しかけたり、弾くのをやめて胎動を追ってしまう。笑
これを書いてる今!もポコポコ動いてる。

原因のふたつ目は来週末に迫った2週間の日本里帰り!
もう、それは嬉しくて仕方がない。練習中にも日本へ行ったら何を食べようかと
あたまの中を遮るので・・・落ち着かない。
このところ毎日それを反省しては明日こそは!と言い聞かせています。
明日は生徒さんとのレッスンで半日つぶれるけれど…朝、しっかり集中したいな。

 

2005年11月17日 「風邪予防」

あたたかい秋日和が続いていたパリもさすがにここへ来て寒くなりました。
数日前から朝起きると喉の痛みを感じていますが、「風邪などひくものか!」と
普段以上に気をつけている昨今です。毎朝オレンジ、りんご、人参をジューサーにかけて(結構めんどうなんですが…)飲み、その後、軽い朝食+生姜紅茶。
生姜は料理の中にも結構取り入れます。
それから、クラッシックな「手洗い・うがい」はやはり欠かせません。
「うがい」は外から帰宅した時だけでなく、一日に数回はするようにしています。
特にオリジナルな風邪予防ではありませんが…実践していると気が引き締まります。
結局は「気」の問題なのでしょう。
最近では鳥インフルエンザの話題で脅かされている人もいますが…。
実際、感染者の半数のひとが完治しているということですから、普段から予防し、免疫力を高め、「気」があれば…タミフルなんか無くっても大丈夫なのではないでしょうか?・・・・・と考える私は楽天過ぎ?

 

2005年11月8日 「わすれな草」

槇原敬之さんの新しいアルバムListen To The Music 2を妹Yが送ってくれた。
6曲目の尾崎豊さんの歌「Forget-me-not」(わすれな草)に感動!!!
曲といい、詩といい、槇原さんの歌もこころにグッと迫るものあり・・・涙。
個人的には半音で動くコード進行に弱いんです。この曲のサビはまさにそれ!
また、日本語っていいなあと、しみじみ詩に聴き入ってしまいました。

早速、自分でもピアノで弾いて見ました。しばらくはこの曲にはまりそうです。

 

2005年11月1日 「5チャンネル」

毎週日曜日の夜、5チャンネルArte(仏)で放送しているクラッシック番組で、
このところ素晴らしいミュージシャンたちを鑑賞させてもらっています。

バリトン歌手のThomas Quasthoff、ピアニストのYundi Li、ヴァイオリニストの
Valeri Sokolof。いつも、偶然で見ているのですが、彼らの時にはそれこそ・・・

「テレビに釘付け」になってしまいました。
純粋に音楽に感動する。こんなに美しい!ことに感動する。音楽がとても生き生きしていることに感動する。喜びがある。

 

2005年10月16日 「素敵なひとたちの中で…」

昨夜は友人のサックスフォニストとのDuoでプライベートコンサート(パーティーでの演奏)のお仕事に出かけ、とても幸せな夜を過ごさせていただきました。

まず、パーティー主催者のマダムが明るく、あたたかい太陽のような方で、そこに集まった人たちもとてもすがすがしくて…パーティーの空気・空間がわたしを完全にリラックスさせ、こころが幸せな気持ちでいっぱいになりました。

久しぶりに、人間(ひと)に感動しましたね。
昨夜出会ったばかりの私に与えてくれる溢れんばかりの「愛情」に驚き、とっても感激し、教えられました。
ちゃっかりと自分のCDを5枚ほど持って行ったのですが…完売。
大きな・あたたかい笑みでCDを手に取ってくれてサインを求めてきた方々に接し、
「この感謝は絶対忘れない!」とこころに沁みこませました。

最後にもうひとつの感謝。
このHPは友人のFrançoisによって作られ、プレゼントして頂きました。
彼の多大なるご好意・ご親切に感謝します。Un grand merci à François !!!

そして私はもっと、もっと精進したい気持ちに駆り立てられています。(笑)
うん、いいこと、いいこと。

 

2005年10月14日 「本」

友人のI君から先月出たばかりの村上春樹著「東京奇譚集」を借りて読みました。
久しぶりに、本で心地よい気分に浸らしてもらいました。
わたしにとっては、本も音楽も自然にスーッと入っていけるものとそうでないものがあって…結局は好みとか、好き嫌いの問題なのかもしれないけれど…。
現在では自然にスーッと入っていけないものに時間を割こうとは思わなくなった。
昔は…もうちょっと先へ進めば何かに出会うかもしれないと期待してみたけれど、
それだったら、自然に自分のこころをくすぐるものを再度、経験した方がよいと思うようになった。…ということで、「東京奇譚集」の世界へ再び…。

 

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